未成功者×未成功者=共倒れの法則
ネットワークビジネスとの最初の接点は知り合いから勧められたという人がほとんどだと思います。
「あなたと一緒にお仕事がしたいの」
「大切な友達だから教えたいと思ったんだ」
こんな誘いにイエスと答えて契約をすればお友達はその瞬間からあなたのビジネスパートナーでありアップメンバーになります。
が、考えてみてください。
おそらくお友達はその時点ではまだ、結果を出せていない方です。
今、まさに頑張っている中ですからこれから大化けするのかもしれないし、大やけどするのか未知数です。
長く続けていくのか、時期に止めてしまうのかも、神のみぞ知る、といったところです。
ネットワークビジネスの成功者で食べていけるだけの収入を得られる人はごくわずかです。
10%にも満たないと言われる成功率の中で、あなたとお友達がその中に入る可能性はどれぐらいでしょうか?
友達を信じてネットワークビジネスに踏み出したのに、友達は結果を出せずにやめてしまった。
グループは自然消滅し、自分もなんとなく手を引いておしまい…。
こんな展開は、あらかじめ予想しておかなければいけません。
成功者に導いてもらうことでリスクを減らす。
リスクを受け入れ、それでもやる場合、必ずすでに成功している人とつながって指導を受けるように段取りをつけてください。
お友達が
- 「スゴイ人がいるの」
- 「スゴイ人と話せるチャンス」
- 「一緒にいると成長できる人なのよ」
と紹介してきても、うのみにしてはいけません。
実際に成功している人かどうか確認するためには
「スゴイ人って、どうすごいの?何がスゴイの?」
と必ず質問すること。
これに対して「とにかくスゴイんだってば」というような答えしか返ってこないなら、論外です。
どういう風にスゴイのか説明があった場合、この一言を返してください。
「で、実際、そのスゴイ人は一緒に仕事してくれるの?」
この質問はとても重要です。
スゴイ人が本当に言葉どおりスゴイ人であったとしても、普段はなかなか顔を合わさないような間柄、距離感なら意味がありません。
お金を払って参加したセミナーに出た時だけ会えるスタイル、日常的なサポートがないというのならやはりやめておくべきです。
成功者からの指導を受けてお仕事ができるのかどうかを確認するのは当然です。
これは契約の必須条件の一つにしてもいいぐらいの重要事項なのでグィグィ質問しても大丈夫です。
そこでも尚、明瞭な回答ができず、
「このビジネス、すごくチャンスだよ。やるなら今だよ?」
「私のことを信じてくれないの?」
と繰り返すだけならおそれずに
「信じられる材料が今はないよね?まだ結果を出していないあなたとはやれない」
と言ってしまえばいいのです。
「友達=ビジネスパートナー」は危険な発想。
ネットワークビジネスはお仕事です。
クラウドファンディングでもなければギャンブルの話でもないはずです。
どこに向かうかわからない船、いつ沈むかわからない船にお金と時間とこれまでの人脈を預けて舵とりをさせられません。
仲良しごっこで航路は決められません、沈没確定です。
ちゃんと荒波の乗り越え方を知っている、大きな船に乗って出港しなければ損をするだけ。
それを冷静に伝えて、理解できない相手にそもそも「成功の要素」はありません。
「友達なくすよ」の典型にならないように。
ネットワークビジネスに挑戦しても「成功者にはなれない人の方が多い」という現実を絶対に忘れないでください。
「友達だから」という理由で、安易に仕事を始めれば二人とも共倒れになります。
関係性を悪くしたくないのであれば、なおのこと。
「友達だから協力したい気持ちはあるけど、私は他に気に入っている商品があるし、お仕事にすることも考えられない」とはっきり告げ、「教えてくれた気持ちはすっごくうれしいよ、応援してるね!」とまとめましょう。
否定ではなく「応援している」と言われてしまうと、かえって何も言い返せなくなってしまうものです。
さらに「このお仕事紹介の話は抜きにして、この先も友達でいようね」と言えば完璧です。
嫌われるかな、縁が切れるかな、と考える必要はありません。
むしろ思わせぶりな態度は相手に期待を持たせる分、罪です。
友情とビジネスはきっちり線を引いて取り扱いましょう。