そもそも「リストアップ」って何?何のため?
ネットワークビジネスに携わっている人であれば最初にやるべきこととして「リストアップ」という言葉を聞いたことがあるはず。
ネットワークビジネス業界の基本用語ともいえる「リストアップ」ですが、これは「連絡先を知っている人」を書きだしていく作業のことを言います。
「リストアップ」した一覧をもとに、ビジネス活動を進めていく。
つまりネットワークビジネスの商材をPRしたり、同じようにネットワークビジネスの活動をしていく仲間を集めていくことで収入を得られる仕組み=ネットワークビジネスと考えていただければよいと思います。
リストがなければアプローチができませんし、売上を作ることもグループ規模も増やすこともできません。
- 「とにかく書いて。多ければ多いほどイイから」
- 「リストアップができないと、ビジネス活動は始まらないわよ」
- 「成功する人は、リストアップがしっかりできている人」
- 「まずは10人、いや20人!」
- 「考えちゃダメ。頭に思い浮かんだ人を書き出すのよ」
仲間や先輩メンバーズは、おそらくこんな風に言っていることでしょう。
でもこれ、実は大間違いです。
「そもそも、そんなに友達がいないわよ」という人がほとんどでしょうし、たとえ人脈豊富な方であれ、言われるままに頑張ってしまうと、いつかは人脈が枯渇し、行き詰ってしまいます。
一人でも多く書き出せ、は間違いの始まり
そもそもリストアップの本質はこれから商品を愛用してくれる方やビジネスパートナーとなってくれる予備軍を書き出すことです。
リストアップ表を埋めて、上位に褒めてもらうことに注力するのではなく、この先、長く、いいお付き合いをしていける人を精査して選んだ方が絶対にいい。
「何も考えず書き出す」「人数にこだわれ」ではなく「精査して」「人の”質”にこだわって」作成するべきなのです。
何も考えず人数にこだわって作ったリストアップ表をもとにアプローチしても、勝率はとても低いです。
そればかりか、嫌われ二度と会ってもらえないのがオチです。
元来ネットワークビジネスは怪しいもの、悪いもの、おかしなもの、と思っている人の方が多いのです。
リストアップ表にやみくもに名前を書き上げた人のほとんどもそうでしょう。
上手くいけば義理で商品を買ってくれたり、会員登録をしてくれる可能性はありますが、それは何にもりません。
義理買い・義理登録をしてくれる人をたとえ100人見つけたところで、安定的な収入にはつながらないのですから。
ビジネスパートナーになる人を見つけ、アプローチせよ。
「ビジネスパートナーを見つけ、育て、一緒に活動していく」ことができてこそ、はじめて本当の安定した収入の可能性が見えてきます。
リストアップなどしなくて構いません。人を「数」としてみているうちは成功などしません。
こういうと上位メンバーズは「人を選んでいちゃダメよ」「当たってくだけろ、よ!」「最初はその気がなくても、時間をかけて気持ちを変えさせるのが仕事じゃないの」と真っ向から反対してくるでしょう。
何を言われても、たとえ責められても上位メンバーズの指導に従う必要はありません。
上位メンバーズはスピーディにグループの人数を増やしたほうが収入につながるため、あなたを間違った方向に意図的に向かわせているだけです。
思惑にのって、びっしり埋めたリストアップ表を提出なんてしていたら、利用されるだけ。利用価値がなくなったとき(=人脈が尽きたとき)見捨てられておしまいです。
ビジネス活動を始めたばかりのメンバーズにとって、まず第一にすべきことは「ビジネスパートナーとなりうる人をじっくり丁寧に探すこと」。
下手な鉄砲、数打ちゃ当たる、ではなく、じっくり丁寧な人間関係を築くこと。
その上で、ようやく商材の提案やビジネス活動へのお誘いができるのです。
「人」を丁寧に大切に扱うことを絶対におろそかにしてはいけません。
そしてもう一つ忘れてはいけないこと。
人間的に問題のある人、例えば約束の時間を守れない、平気でうそをつく、感情のコントロールができない、人の悪口が大好き、協調性がない…、礼儀や配慮に欠ける…というような人を誘い込んでしまうと後になって困るのは自分であるということも、絶対に忘れないでください。
余談ですが、ネットワークビジネスの世界に飛び込む前に、一般の企業やコミュニティで人間関係に悩んだ経験のある方もおられると思います。
また「人間関係」で悩んだり苦しんだりストレスを抱え込まないようにこれからつながっていく相手は自分で見極め自分で選択していくべきです。
合わないと思う人やこの人ってどうなの?と思うような人を自ら引き入れるような真似をしてはいけません。良好な人間関係は付き合う人を「選ぶ」ことから始まるということを忘れないでください。
まとめ
リストアップ表に書き出す相手はよく知った人でなければいけません。
少なくとも3つ長所が言えるような相手を書き出してください。
そしてなぜその相手に商品を勧めたいのか、一緒にビジネス活動をしたいと思ったのかを思いがまとまってから、お伝えすることを初めてください。
焦りは禁物、周りに流されるのも厳禁です。