今年もハワイ?ネットワークビジネス会社が海外研修旅行を実施する2大理由。

業界実情

多くの人や企業が3月末に1年を振り返り次年度の目標を立てるように、ネットワークビジネスの運営会社も3月は大忙し。

年間目標(売り上げ・会員数)など数値設定をし、内部人材の配置を見直し、年間の施策決め、予算決めなどを行わなければいけません。

この中でもとりわけ、この数年、難しい課題となっているのが年間の施策決めです。

というのもネットワークビジネスの会社はたいていのところで、年に何本か大がかりなイベントをおこなっており、この中味が売上げに直結するといっても過言ではないからです。

主要定番イベントはコレ!

イベントには巨額の予算が投じられています。
創業祭年イチ。成績優秀者の表彰なども行われる一大お祭りです。
幕張メッセやドーム級の大きなハコで行います。
商品デビューイベント新商品の説明会やリニューアルがあるときに行われます。
全国何拠点化で行うこともあります。
新春セミナー
上半期セミナー
下半期セミナー
トップ会員に会社の売り上げ報告や今後の動きを報告するセミナーです。
海外研修の要項(参加条件や研修内容の詳細)報告なども含まれます。
海外研修年一回、売上目標の一定条件を達成した人をハワイやオーストラリアに招待します。
慰労旅行の意味も含めていますが、現地では連日、セミナーを実施。
稼ぎ方・広げ方などの勉強会が行われます。

どんどん進む、オンライン化!

オンラインでイベントや勉強会を行うことも当たり前の時代に。

いかに会員さんのやる気スイッチを押すか、新規顧客集めを頑張らせるかを念頭にイベントのプログラムを決めていくのですが、この数年そのほとんどはオンライン配信化されました。

実際、オンライン配信はリアルイベントに比べると反響率は鈍くなってしまうのですが、その一方で必要経費が少なくすみ、気軽に参加してもらえるため視聴数は増えやすいというメリットも備えています。

ただ、海外研修に関してはそうはいきません。

研修と銘打ってはいますが、実際は売上成績優秀な会員さんをもてなす慰安旅行的な意味合いをかねた招待旅行です。

会員はとても楽しみにしているのですが、こういった状況では単純に中止するしかなく代替えも企画も打ち出すことができません。

今年こそなんとかやりたい、やれる方向で!と各ネットワークビジネス会社はどこも現在模索中なのだと思います。

海外研修のメッカともいえるハワイはすでに観光客の受け入れに対して、かなりオープンになってきているという追い風もありますし、海外研修をやるかやらないかで、ネットワークビジネス会社の売り上げは大きく変わるという点も見逃せません。

表向き、招待旅行なので会社は莫大な持ち出し金を投じることになるとはいえ、海外研修前後の売り上げは控えめにいって3倍ぐらいになりますから、PCR検査の費用を負担しようが、飛行機代が高騰しようが、「なんとかやりたい!」というのが本音です。

狙いは「ネットワークビジネス脳」を植え付けること。

海外研修参加はネットワーカーのステイタスの一つになっています。

海外研修の一番のメリットは「行ったら最後、途中退場なし。研修期間中、ネットワーカーだけの濃密な時間を過ごせる」ことに尽きます。

国内研修だと家庭の事情で途中参加・離脱する人がどうしても出ます。

これが海外研修ではそうはいきません。

帰りの航空券の日付を繰り上げるなんて簡単にできませんし、団体行動が基本なので個人の都合で押し通せないですよね。

また海外では「日常生活」を切り離しやすくなります。

今の時代、確かにメールやLINEはどこにいても繋がりますが、時差を気遣って日本にいる家族や友人には研修期間中、連絡を取らないという方の方が圧倒的に多いです。

朝から晩までネットワーカーだけの集まりでネットワーク脳にどっぷり浸るので、ネットワークビジネスへの疑問や不安など一瞬で消えます。

「人生の選択肢はやっぱりコレ!ネットワークビジネス最高!」というスイッチが改めてはいり、社長やら役員やらのスピーチに涙ながらに拍手を送る方もいらっしゃいます。

自社への信頼を愛情を作り、これから先売上を作っていく会員育成できる最有効な手段が海外研修なのです。

海外研修だからこその吊り橋効果

不安な気持ちを逆手に取れるのが海外研修!

誰しも異国にいると、ちょっと不安な気持ちやふわふわした気持ちになるものです。

揺れる吊り橋の上にいると、向こう側にいる人に恋をしてしまう。不安とドキドキを脳が勘違いしてしまう…という話を聞いたことがありますか?

まさに海外研修はこの吊り橋効果を利用したものと言えるでしょう。

心が繊細でドキドキしている時に、会社からは一流ホテル素敵な食事アクティビティが無料で提供される。

サプライズの連続の中で、まわりには頼れる「仲間」がいて、一緒にネットワークビジネスを頑張ろう!と夜更けまで話こんだりする。

超がつくほどのトップメンバーズの姿を見たり、お近づきになったりするともうそれは忘れられない思い出になり、「いつか自分も!」というスイッチが入るのはごく当然のことかもしれませんね。

今期はまだまだコロナ禍の影響で各社海外研修ができるか微妙な状況ではありますが、動向を見守りたいところです。

海外研修旅行の狙いは愛社心の育み!ビジネス活動への意欲促進!

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